つっぴ君と サブカルチャー

つっぴ君は、大学に入ってずいぶん趣味が変わりました。基本的なところは変わっていないのですが、いわゆるサブカルに対する拒絶反応みたいなものがなくなったように思います。


私たちが高校生の頃は、ちょうど「ビックリハウス」が全盛期を迎えていました。後のインディーズブームに繋がるバンドも生まれていました。でも、つっぴ君は興味はなさそうだったのです。家に遊びにきたときも、妹がZELDAを聴かせて「気持ち悪い」と言われたことがあったくらいでした。


それが大学生になると、それまでと違うタイプのアーティストの曲を熱心に聴くようになりました。テレビの影響も大きかったのでしょう。もともと夜型らしいつっぴ君は深夜番組をずいぶん観ていました。「冗談画報」で発見したバンドもたくさんいたようです。
展覧会にもよく行きました。美大生なのですから勉強のためだったのですが、何にでも興味津々な様子で何でも観に行っていました。PARCOで開催されていた日本グラフィック展へは何回も行った覚えがあります。大学時代の荷物の中には二人で行った展覧会の半券がたくさん残っていました。


高校生の頃の「末は美術の先生に間違いなし」のつっぴ君とは少し雰囲気が変わっていたような気がします。あれもこれも新しいことが見つかって楽しくて、わくわくしていたのかもしれません。そういえばモッズコートなんかも着ていたなぁ。




ビックリハウス」は好きじゃなかったつっぴ君ですが、その後「VOW」とか「宝島」とか「サイゾー」とか「WIRED」とか、サブカル誌をせっせと買うようになりました。東京ドームへ「ゆるキャラ祭」にも行って、お面をもらったこともあります。
つっぴ君の大好きなムーンライダーズは「ビックリハウス」の主催集会で「へんたいよいこのうた」を歌っていたのになぁ。



ぎっしり並んだサブカル誌。私には手に負えません。