2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

つっぴ君と 文化祭

つっぴ君は、高校三年生の文化祭では喫茶店の装飾班班長でした。 確かクラス全体では運営班と装飾班の二つに分かれていて、装飾班の男子部、主にのこぎりなどを使用する設営のリーダーでした。教室をキッチンとホールに分ける図面を描いたりしていました。装…

つっぴ君と 大好きな任天堂(続)

つっぴ君は、結婚後、意外にもゲームが大好きになりました。 ゼルダの伝説以外にシリーズで好きだったのは「マリオ」でした。「スーパーマリオ」はプレイしたことがないのに「マリオカートダブルダッシュ」「マリオゴルフファミリーツアー」「スーパーマリオ…

つっぴ君と クッキング俺

つっぴ君は、料理番組を見るのが好きでした。 とんねるずのカレー王やビストロスマップ、一番熱心に観ていたのは「チューボーですよ」でした。 最近こそ、あまり観ていませんでしたが、以前は毎週土曜日の夜はこれと決まっていて、巨匠の技に「おー」「ほー…

つっぴ君と AKIRA

つっぴ君は、高校時代「マンガは読まない」と言っていました。 なので、私はつっぴ君は本当にマンガも読まないし、アニメにも興味がないのだと思っていました。 大学生になって、ある日つっぴ君は大きな厚い雑誌のようなものを持ってきました。「AKIRA」の単…

つっぴ君と 映画鑑賞

つっぴ君は映画が好きでした。 ジャンルを問わず、映画館でもテレビでもビデオでも、映画を観るのが好きでした。「映画が好き」と公言する場合、映画館で観なきゃダメとか、吹き替えはダメとか、テレビ用に編集されてるのはダメとかあると思うのですが、つっ…

つっぴ君と お出かけ奉行

つっぴ君は、外出に際して常に最悪の事態を想定して準備をしました。 先日、休日奉行ぶりを報告しましたが、あれは長年の試行錯誤の上に完成したお出かけシステムで、最初はああスムーズにはことは運びませんでした。 例えば私が週末にどこかへドライブへ行…

つっぴ君と 放課後の思い出2

つっぴ君は中学時代、ずいぶん楽しく過ごしていたようです。 体育館の2階からのフライングクロスチョップとか、私にはフィクションとしか思えない話もずいぶん聞きました。 私も混ざって遊びたくなるような、楽しい遊びもたくさんあって、そういう話をする…

つっぴ君と いじわる奉行

つっぴ君は、まごうことなきSだったので、私や猫はきめ細やかないじめをしばしば受けました。 立っていれば足を踏みますし、寝ていれば額の皮をぐいーっと親指などで押し上げ、眉毛を変な角度にしますし、思い出したように「すしたろうって言ってみ」と命じ…

つっぴ君と 銃刀法違反疑惑 2

つっぴ君は、モデルガンを集めていましたが、実際に撃てるエアガンもあれば、発火だけするもの、また実はモデルガン型のライターというものもありました。 エアガンは買ってしまうと、帰宅後バンバン音をたててご機嫌になり、「夜遅いからやめてー」というと…

つっぴ君と メディアリテラシー

つっぴ君は、お仕事で学んだことを家でも発揮するタイプでした。印刷物にうるさかったのです。 旅行雑誌を手に「ここに行きたい」などと話しかけると、雑誌を受け取り、無言でぱらぱら見た挙げ句、ぽいっと返して言いました。 「浴室は広角レンズで撮影して…

つっぴ君と 本

つっぴ君は読書が好きでした。雑誌も好きでしたし、文庫、新書、ハードカバー、本は必ず買って読んでいました。 つっぴ君は電車の中などで「西武鉄道の線路より南を走ってる電車は、みんな東急のなんやで」などと、プチトリビアを披露することがありました。…

つっぴ君と よい言霊使い

つっぴ君は「なかよし」という言葉が好きでした。 よく「なかよしー」とか「なかよしの証拠ー」などと言っては、猫をかまっていました。 喧嘩をした時も、すぐに「なかよしー」と言って仲直りをしてくれました。 いい大人が喧嘩をするわけですから、双方、そ…

つっぴ君と 受験勉強

つっぴ君は、美大を受験するため、美術部でデッサンを習っていました。顧問の先生に指導していただいていたそうです。 3年生になって、その先生が体調を崩され、つっぴ君はアトリエに通うことになりました。つっぴ君は中学の時も、珠算教室とか書道教室くら…

つっぴ君と 休日奉行

つっぴ君は、休日起きだすと、まずソファに座り、コーヒーを飲み、テレビや新聞を読んでいました。そこへ「今日のご予定は?」と私が話しかけると「オケカラ」「何時?」「1時半」と答え、1時半にカラオケに出かけることが決まるのです。行き先や出かける…

つっぴ君と 家内安全の気配り

つっぴ君と結婚して、まず驚いたのは、つっぴ君が休日でも朝起きると綿シャツとジーパンに着替えることでした。きちんと着替えた上で、ごろごろとか、だらだらとかするのです。私は外出するのでなければ一日パジャマでかまわないタイプですので、お互いに「…

つっぴ君と バイト生活

つっぴ君は、大学時代バイトにあけくれていました。 そもそも働くことが大好きなようで、高校時代に郵便配達や廃棄紙の収集のバイトをしたことも「楽しかったー」と話してくれました。 大学時代は、ほぼ4年間、駅ビルの清掃のバイトを続けていた他に、勉強…

つっぴ君と ラーメンズ その2

つっぴ君は、博多ラーメン以外ではチャーシューメンを食べました。 これはラーメンではなく、チャーシューが好きだったからと言っていいでしょう。醤油だ塩だ味噌だということは問題ではなく、チャーシューが乗っている、この一点でのみオーダーを決めていま…

つっぴ君と ラーメンズ

つっぴ君は、ラーメンはそれほど好きではありませんでした。 一年中、冷やし中華が食べたいつっぴ君にとって、ラーメンの季節は実に短く、どちらかというと冷やし中華を排斥する敵だったのです。 そんなつっぴ君が食べるラーメンは、博多ラーメンか、チャー…

つっぴ君と、放課後の思い出

つっぴ君は中学時代、ずいぶん楽しく過ごしていたようです。 先日、お友達の帽子や自転車を木にぶらさげていたと書きましたが、お友達の帽子は夜のお店に投げ入れられたりもしたようでした。 仲間と一緒に、先生の移動させるべく、持ち上げようと揺すりまく…

つっぴ君と 銃刀法違反疑惑

つっぴ君のモデルガンコレクションを見て、お友達から問い合わせがありました。 「ナイフは持ってないよね?」 ナイフは見たことがありませんでした。でも、ほしいのぅとは言ってたのです。 バタフライナイフが話題になっていた頃、蒲田か大森のナイフ屋さん…

つっぴ君と 大好きな任天堂

つっぴ君は、結婚当初ゲームもしたことないと言っていました。 インベーダーゲームすら「した記憶がない」というのです。 私と私の家族は大のゲーム好きで、ゲームウォッチの頃から「誰が一番うまい」の「誰が二番目にうまい」のと言い合っていました。結婚…

つっぴ君と 師匠としての適性

つっぴ君は、人に何かを教えるのが、たぶん上手でした。 そういう場合には、内容や説明の方法、手順などの準備をし、一から積み上げるように説明していくのが、つっぴ君のスタイルでした。確実に正確に伝えることを大事にしていたと思います。 相手への責任…

つっぴ君と 職業病

つっぴ君は、印刷物のデザイナーでした。 だからでしょうか。印刷物をついつい集めてしまうようでした。 映画へ行くと予告のチラシを何枚も家に持って帰っていました。最初は、その映画がみたいのかな?と思っていたのですが、どうもつっぴ君の趣味ではない…

つっぴ君と 食玩コレクション

つっぴ君が食玩を集め始めたのは、チョコエッグがきっかけです。 毎日のように会社帰りにコンビニに寄っては、袋にいっぱいチョコエッグを買って帰ってきました。私も楽しみにしていたので、すぐに開けたかったのですが、つっぴ君は「ご飯が先ー」ともったい…

つっぴ君と AMラジオ

つっぴ君は、ラジオ、それもAMラジオが好きでした。「伊集院光のオールナイトニッポン」が好きで、録音したものを車の中で聞いていました。大学4年生の頃に始まった番組なので、通学のお供でもあったと思います。 第一部が大槻ケンヂだったので、その流れで…

つっぴ君と チャーリー君

つっぴ君は、高校時代自転車通学をしていました。 自転車の名前はチャーリー君。12段変速のかっこいいロードバイクです。 おそらく高校入学時に買ってもらったもので、アタック隊でのサイクル活動奥多摩サイクルアタックでも活躍したようです。 雨の日も風…

つっぴ君と ファストフードの使い分け

つっぴ君には、各ファストフード店に明確な色分けがあり、そこでのオーダーも決まったものでした。 つっぴ君にとって、マクドナルドとは「安い。大きい。」場所でした。 注文するのは、 一 大きなもの(ビッグあるいはメガとつくものなど) 一 定番の季節商…

つっぴ君と よみがえるローバー

つっぴ君の 遺したローバー。 お義父さんを乗せてエンストしたローバー。 先日、修理に運ばれてゆきました。 そもそもローバーはすでに消滅した車だそうです。 つっぴ君が英国紳士になってしばらくすると、ローバーが確かBMWに売られたり、英国の意地で買い…

つっぴ君と 大学時代の作品

つっぴ君は、美大生でした。 高校の時のつっぴ君の真面目なイメージと、美大の自由な校風には少し隔たりがあるように私は思っていたのですが、実際はどんどん大学色になじんで、のびのび過ごしていたようです。 初めて学祭へお友達と一緒に遊びに行った時、…

つっぴ君と スタートレック

つっぴ君は、「スタートレック・ネクスト・ジェネレーション」が好きでした。 やはり子供の頃、テレビシリーズを観ていたのだそうです。ピカード艦長がお気に入りで、フィギュアも探して買っていました。 家にスカパーを導入することにした決め手も「北の国…