つっぴ君と カラオケ三昧

つっぴ君は、カラオケが好きでした。

高校生の時は「音痴だから」と言っていたのですが、大学生の頃は車の運転中テープに合わせてノリノリで歌っていました。社会人になる頃はちょうどカラオケ全盛期、会社の方と遊びに行っていたかはわかりませんが、披露宴などではお友達と「愛は勝つ」や「Say,Yes」などを歌ったそうです。


私や妹たちともよくカラオケに行きました。最初はビールを飲み飲み歌っていたのですが「酒が入ると音が外れる」と、ノンアルコールの健康カラオケに変わって行きました。
休日のお昼頃にランチをかねて出かけるのですが、つっぴ君のオーダーは決まって「ジャンクリと屋台プレート」でした。というか、この二つがあるカラオケ店に通いつめていたのです。
「ジャンクリ」とはアイスが3つ浮かんだピッチャー入りのクリームソーダで、「屋台プレート」とは、焼きそば・たこ焼きがメインの2〜3人前の盛り合わせです。つっぴ君1人前であったことは言うまでもありません。
メニューのマイナーチェンジや、歌いたい楽曲を探して、行きつけのお店は移り変わりましたが、基本的に「たくさん入っている飲み物」と「たくさんのっている食べ物」を注文することに変わりはありませんでした。


採点に凝ったり、ボイスチェンジャーに凝ったり、流行歌に挑戦したり、レアな楽曲を探したり、いろいろしていましたが、やはり一番好きで歌っていたのはムーンライダーズとチューリップです。意外なところでは「残酷な天使のテーゼ」や椎名林檎も好きで歌っていました。
そしていつからか「残り5分」の電話が入ると、二人で篠原ともえ石野卓球の「チャイム」を歌って終わるのが定番になっていました。


「チャイム」の次の定番曲として「ニットキャップマン」を二人で歌うのが私の夢でした。何度か練習したのですが、矢野顕子パートが難しく、宴を締めくくるまでには至りませんでした。
披露宴では本人曰く「大変なこと」になっていたようですが、つっぴ君は歌は上手でしたよ。ほんとですよ。


http://www.youtube.com/watch?v=QyDVEnYuv-0
篠原ともえ石野卓球「チャイム」

http://www.youtube.com/watch?v=VY-nh4yNN8I
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そしてこれが、ジャンクリです