つっぴ君と 大好きな任天堂

つっぴ君は、結婚当初ゲームもしたことないと言っていました。
インベーダーゲームすら「した記憶がない」というのです。


私と私の家族は大のゲーム好きで、ゲームウォッチの頃から「誰が一番うまい」の「誰が二番目にうまい」のと言い合っていました。結婚前の、つっぴ君が家に遊びにくる時のおもてなしは「母がテトリスの腕前を披露する」でした。
スーファミを持って嫁いだ私に、つっぴ君はどう対処したかというと「おにいさんも、ゲームする」でした。


テトリスこそ苦手のようでしたが、グラディウスとFーZEROはぐんぐん上達し、毎晩帰宅するなり夢中で遊んでいました。その当時は妹も64したさに度々我が家を訪ねていたのですが、そんな時のおもてなしも「つっぴ君がグラディウスの腕前を披露する」となっていきました。
やがてシューティングやレース物から、RPGにも興味を持ち始めたつっぴ君は「ゼルダの伝説時のオカリナ」や「FF7」もプレイするようになりました。「ゼルダの伝説シリーズ」は大のお気に入りで「宮本さんはすごいのぅ」と尊敬と賞賛を惜しみませんでした。任天堂と宮本さんを追いかけ、ハードも64からゲームキューブと「ゼルダの伝説」が出る限り買ってプレイしていました。


唯一困ったことは、つっぴ君の負けず嫌いです。何をプレイしても私が先に進んでいるとわかると「つまんないのう〜。もう、これいらない。売って来て。明日ぶんぶんで売って来て〜。」とへそを曲げるのです。何回この台詞を聞かされて、ソフトがぽいっと布団の上に投げられるのを見たかわかりません。
ですが、つっぴ君もどんどん悪知恵がつき「これ、やってー」とコントローラーを渡すと、恐竜とかを私に倒させ、そのノウハウを盗むと「返して」とコントローラーを取り返し、何もなかったかのように遊び続けたりするようにもなりました。


結婚してみて、つっぴ君も意外と人の影響を受ける人だと知りました。それもゲームに夢中になるとは本当に予想外でしたが、おかげで家でゲームをする他にも、一緒にゲーセンにいったり、攻略本を探したり、ソフト屋さんを見て歩いたりと楽しいことが増えました。
つっぴ君が、大好きだったゲームの話は、また今度したいと思います。


http://www.youtube.com/watch?v=k1rjrQp5mgE
ゼルダの伝説時のオカリナ」のオープニングです。
エンディングでは泣きました。つっぴ君もじーんと来ていた様子で、何度も何度もクリアしてはエンディングを見ていました。