つっぴ君と よい言霊使い

つっぴ君は「なかよし」という言葉が好きでした。
よく「なかよしー」とか「なかよしの証拠ー」などと言っては、猫をかまっていました。


喧嘩をした時も、すぐに「なかよしー」と言って仲直りをしてくれました。
いい大人が喧嘩をするわけですから、双方、それ相当の言い分があるわけです。腹の虫がおさまらない時もあるでしょう。それなのに、すぐに「なかよしー」と仲直りをしてくれることが不思議で、一度どうして、そうやって仲直りができるのか聞いたことがありました。
すると、つっぴ君は言いました。


人間が二人、暮らすには、どちらかがバカにならないといけません。
君にはなれないから、僕がなります。


それを聞いた時、私は、この人には一生かなわないなぁと思いました。




今日は、つっぴ君の43回目のお誕生日でした。
妹夫婦も来てくれて、ケーキを食べ、ウクレレを聴いてもらって、お祝いをしました。
チョコのプレートの似顔絵は「これ、描いてください」とお願いした通りにケーキ屋さんが描いてくれたものです。すごい!