つっぴ君と 銃刀法違反疑惑 2

つっぴ君は、モデルガンを集めていましたが、実際に撃てるエアガンもあれば、発火だけするもの、また実はモデルガン型のライターというものもありました。


エアガンは買ってしまうと、帰宅後バンバン音をたててご機嫌になり、「夜遅いからやめてー」というとぷんぷん不機嫌になり、私にとっては実にやっかいな代物でした。
発火タイプを火を噴かせて遊んでいることはありませんでしたが、ライターではしきりに遊んでいました。重さがあって、でも安くって、でも火が点く、暇つぶしに玩ぶにはうってつけのオモチャだったようで、テレビを観ながらカチカチ言わせて楽しんでいました。
ちょっと出して遊んでは置いて、また別のをちょっと出して遊んではまた置いてと、家中にモデルガンが落ちている有り様でした。2泊3日程度の入院のときは、洗面道具や着替えと一緒に、お気に入りの1丁を鞄に潜ませており、私は「絶対に、組長殺害を命じられて仮病で入院している鉄砲玉だと思われる」と頭を抱えたものです。


会社でも、モデルガンやフィギュアの話をしていたようで、ある日、我が家に宅配便が届きました。受け取ったつっぴ君は「宅配便って銃も配達するんだねぇ」と感心していました。伝票の品名欄には「銃」と書いてあったのです。その銃でもずいぶん遊んでいました。ライフルみたいな長いものだったので、撃つふりをするのではなく、猫や私にダイレクトに危害を加えては楽しそうに笑っていました。


今日、近所を歩いていたら、バス道路沿いの普通の事務所の前に火縄銃が置いてありました。つっぴ君がいたら、さぞ喜んだことでしょう。



これが平和的に道ばたにあった火縄銃です。

台座には北条家の家紋、神々のトライフォースがみえます。でも本体には織田っぽい梅のレリーフがありますね。(織田の家紋のモチーフはキュウリらしいです。)


こちらは宅配便で届いた銃です。取引にコインロッカーとか使わなくても大丈夫みたいです。