つっぴ君と 旅立つローバー

つっぴ君は、ローバーこそ生涯をともにする車と決めていました。何故なら会社が倒産したみたいだったからです。買い替えようにも値もつかないと言っていましたが、何より気に入っていたことは確かでした。


そのローバー君、本日ドナドナされてゆきました。購入しておよそ10年でした。人間にするといくつになるのかわかりません。でも、大事に乗っていましたし、修理もきちんとしていました。とてもきれいな姿で旅立ってゆきました。


つっぴ君は働く車が好きだったので、ローバー君がワイヤーをかけられてクレーンでつり上げられる様子もわくわくして見ていただろうと思います。車体が揺れると「大事にしてやー。」とハラハラしていたかもしれません。つっぴ君がぴかぴかにしていたままの姿で、もうつっぴ君のところへ届いていることでしょう。


英国紳士のジェントルなドライビングをしてほしいです。



長野です。

高原野菜の間で一休みしていたところです。